さんごログ

Menu Close

Category: おもったこと

建築家はだれにする?

とりすがある日、
「このひとがいいんじゃないか」
って、教えてくれた。

能作淳平さん。

友人の建築家に相談したり、
いろいろ雑誌見たりしながらリサーチしたらしい。

 

1184893_o

ここに載っていたよ。

わたしも雑誌を見渡したけど、
わたしがすきな感じの粗密感がかんじられて
すごくいいなってすぐに思った。

能作さんは、同世代の建築家で、
その建物の歴史のよいところを
大切にリノベーションする印象を受けた。

こういうのは直感だと思う。

とりすがメールを送った。

プレゼン資料作って持ってった。

わたしたちが知る限りだけど、
五島がどんな島なのか、
富江がどんな場所なのか。

地理や歴史や文化や食とか、、
全体の間取り図とか。(正確な図面がなかったので、写真と記憶と敷地の図からわたしが簡易的にイラレでぽちぽちつくった)
を盛り込んだもの。

 

tomie_orien1_ページ_01

その資料の一部1

tomie_orien1_ページ_02

その資料の一部2

tomie_orien1_ページ_03

その資料の一部3

 

雑誌で見ていた能作建築設計事務所がある富士見台団地は、
JR南武線の矢川駅にあって、
わたしたちが住む街から1時間ちょいかかる。

しかも上りと下りを間違えて、
約束の時間にちょっと遅れた。

矢川駅からは線路沿いを(遅刻してるのに)歩く。
地面を走る線路沿いがすごくよくて、
耳をすませば好きのわたしはテンションあがりました。

能作さんはいい感じのに住んでたし、いい人だった。
暑い日だったけど、その家は風通しがよくて、
そんな家に住んでるなあってかんじの
気持ち良さがある人でした。

このひとと家をつくれるんだっていう安心と期待に満ちた日。

ちなみに能作さんは2016のベネチアビエンナーレの招待作家に選ばれてるようですよ!!!
インターンも募集中とのこと!!!

移住しよう。by Pen

今月のPen、移住特集ですね。地域で暮らすことの価値がますます注目されているなあと実感します。そんな暮らしに憧れを抱きつつも、日々の仕事や生活のことを考えると、なかなか移住にまで踏み切れないというかたも多いのではないでしょうか。私もその一人だったりします。

さんごさんの取り組みが、地域との関係づくりの新しい事例になればと思っています。移住はできなくても、他の方法で地域とつながることで、暮らしに楽しみが増える。地域にとっても嬉しいことが増える。そんな関係づくりにトライしてみたいと考えています。

いい物件と出会うには。

五島に拠点を構えたいと考えて探しはじめた、手頃な価格で古くて感じがいい物件。空き家バンクや島の不動産情報を調べても、なかなかピンとくるものはみつかりませんでした。(あとから聞いた話だと、そもそも良い状態で残っている古い物件が少ない。そのうえ良い物件があっても手放したくないと考える方が多いため、良い物件情報はあまり外に出てこないとのこと。)

検索はあきらめて、まあ老後の人生を考え始めた頃に本格的に探せばいいか、くらいに思っていたある日。古い家の買い手を探しているという投稿を、facebookで発見しました。なんだか縁がありそうだと直観して、5分後にメッセージを送って、その一月後には仕事を調整して物件を見に行くことに。それが、さんごさんとなる物件との出会いです。

facebookで物件を紹介してくれたのが、さんごさんのキーパーソンのひとり、有川智子さんです。有川さんとの出会いは、2013年。その夏、私たちは高校時代の友人家族と一緒に福江島に遊びに行きました。風の噂で「五島におしゃれなカフェができた」という話を耳にして、足を運んだお店がソトノマで、そこにいたのが有川さんです。

有川さんは、長崎で育って、大阪の大手ハウスメーカーで働いたのち、五島に戻られて、お母さんと一緒にソトノマをOPENしました。おしゃれで、居心地がよく、地元の食材を使った料理も美味しく、親子二人の素敵なお人柄もあって、気がつけば何時間も経っている・・・ソトノマは、そんな場所です。それからは五島に行くたびにソトノマに足を運ぶようになりました。

1076956_551609074905982_1876055389_o

2013年の夏。初訪問。海賊。この年は友人の譲二(赤いバンダナ)のクリエイティビティが爆発してて全員分の海賊衣装が用意されておりずっとこのかっこで島中巡ってました。

ソトノマは人も空間も居心地がよいです。

ソトノマは人も空間も居心地がよいです。

ソトノマの素敵な空間は有川さんデザイン。島の幼稚園の空間デザインも手がけられています。空間だけではなく、島の特産品や、パンフレットなどのグラフィックデザインでも素敵な仕事をされています。

10989486_938103769600939_3888106409452277773_o

恵保育園1

775066_938103762934273_7990697352815398574_o

恵保育園2

703776_938104572934192_2500171247499923025_o

五島産生搾り椿オイル

12828976_938103796267603_470092422776321799_o

五島産椿のバターナイフキット

886604_938103752934274_7702003591763951897_o

井持浦ルルド巡礼地案内

それだけではありません。移住者に住む場所を紹介したり、仕事を紹介したり、人と人をつないだり。とにかく島を盛り上げるために広く活動されているスーパーな方です。だからきっと、有川さんのところには、良い人や良い情報が集まってくる。この有川さんと出会えたことで、私たちと五島の関係はぐっと近くなりました。有川さんとの出会いがなければ、物件と出会うこともなく、さんごさん計画ははじまらなかったなあと、いま改めてそう思っています。

いい物件と出会うには・・・いい人に出会う。そのためには好きな場所をみつけて、通ってみる。(その場所を好きになって、気が付いたら通ってたというほうが正確ですが。)って、当たり前かもしれませんが、結局そこがポイントなんだろうなと思います。

五島はいつ行ってもきもちがよい。

大来です。
はじめて五島にであった2010年から毎年数回訪れています。
五島にはコンビニぜんぜんないし、
便利でなんでもある普段の生活とはまったく違う。
よく、田舎でのんびりした~いキャピ、みたいなこと聞くけど、
実はわたしは逆かなと思ってたりします。
田舎って何もないけどなんでもあります。
情報量が多くて解像度が高いってことなんだとわたしは思っていて、
ときどきそんなことを人に話したりするけど、
田舎ってなんもねえじゃんって言う人もいます。何があるの?と。
日々変わるものと、毎年変わらないもの。
砂ひとつとったって、風の強さだって、空の色だって、
同じものは体感できない。
でも景色がかわらず毎年迎えてくれてる安心感もある。
たぶん全部はじぶんの気持ちの問題で、
そういう自然の力を感じた時に、自分がそのエネルギーに対峙できる強さがないと
負けてしまう。
だから向き合おうと思える。わたしの自然体。
わたしにとって五島はそういう場所です。
そこにみんなが来てくれるとうれしいです。

先祖は隠れキリシタン

 長崎県の五島列島。福江の港から車で20分の富江というまちに、この夏「さんごさん」がオープンします。さんごさんは、築80年の古い民家を改装してつくる小さな図書館。本を読むだけではなくて、休憩も、イベントも、クラブ活動も、宿泊もOKの、みんなが集まる場所を目指しています。

私は、さんごさんメンバーのひとりで、鳥巣といいます。いまは東京に住んでいますが、生まれてからの18年を長崎で過ごしました。五島にはじめて行ったのは18歳の夏休み。福江島を友人と一緒にヒッチハイクで一周しました。その時に出会った高浜の美しさや、大瀬崎の断崖絶壁の迫力、五島人のやさしさに感動し、それ以来何度も足を運んでいます。ちなみに、運転免許も五島自動車学校の合宿で取得。この教習所は目の前が海なので、ちょっとした休み時間にも、美しい海で海水浴を楽しめます。夕食には、近所の人が釣ったばかりの魚を差し入れしてくれました。免許未取得のかたに、ぜひおすすめしたい教習所です。

そういうわけで10代の頃から現在まで、なにかと縁がある五島なのですが、私と五島の出会いは、さらに数百年前までさかのぼります。というのも、親曰く、我が家のルーツは久賀島らしいのです。久賀島は福江島の北東に位置し、「五島くずれ」とよばれる、キリスト教信者の弾圧がはじまったとされる島。「牢屋の窄」では6坪の場所に200人のキリシタンが収容され、42名が命を落としたといわれています。その話を聞いて以来、私の先祖は迫害を乗り越えて信仰を守り続けた、隠れキリシタンだったのではないかと勝手に思うようになりました。そういう血が流れているからでしょうか。いつしか五島に帰る場所がほしいと思うようになりました。そんな思いもこのプロジェクトのきっかけのひとつだったりします。

歴史、文化、自然、人、食。五島の魅力を、ここから少しでもお伝えできれば幸いです。それから、さんごさんのことや、さんごさんをつくる過程で考えたことも書いていく予定ですので、どうぞよろしくおねがいします。